神社本庁さまよりご依頼いただき、「家庭内祭祀」のチラシおよび新聞広告用のイラストを作成いたしました。
神棚を掃除するお父さんを男の子が一生懸命お手伝いしているイラストです。
懐かしい欄間の透かし彫りと、和箪笥がとてもとても気に入っている一枚です。
夏休みに母と妹と弟と泊まりに行った祖母の家や、家族で出かけた旅行先の旅館など、
手持ち無沙汰な時などは畳に寝転がってよく見ていたような記憶があります。
和箪笥の方は、一部分がガラス張りになったもので、
昔はよくどこの家にもあったように思います。
やはり祖母の家にもあり
中にはこけしやらさるぼぼやらの旅のお土産の郷土玩具なんかが並べられていました。
絵の中では、折り紙のくす玉に赤べこ、チャグチャグ馬コなんかと一緒に
子供が作った折り紙や大切にしている恐竜の人形なんかを入れてみています。
家庭内祭祀のご依頼は、私が以前自主制作として描いた大掃除のイラストを見てくださったクライアントさまが、
ぜひ同じような構図で神棚を描いて欲しいというふうにご依頼してくださって作成しています。
こちらの絵も、今は取り壊されてしまった祖母宅の欄間や、
実家の母が嫁入り道具として持ってきた鏡台、
祖母の家の和箪笥を、大切な大切な宝物をしまうようにして描いたものだったので、
同じような構図で書かせていただけたこと、心から嬉しく思っています。
実際はデザイナーの方が素敵に文字を入れてくださり、以下のような仕上がりになっています。
岩手の新聞への掲載もされました。
クライアントさまおよび編集してくださった皆さま、
素敵なお仕事をいただきまして、ありがとうございます。